薄着の夏に気になるのがボディーライン。だけど「たくさん食べてないのにお腹まわりや下半身だけぽっちゃり」といったお悩みはありませんか?
実は、たくさん水分をとる夏は水分が滞りやすくなるため、下半身のぼっちゃり水太りがおきやすい季節なんです。
今回は、あなたのぽっちゃり水太り危険度チェックと、水分の滞りを改善する食べ方を、看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこがお伝えします。

下半身ぽっちゃり水太り危険度チェック
下半身やお腹まわりのぽっちゃり水太りがおきやすい体質に傾いていないか、チェックしてみましょう。
1.体がおもだるい
2.水分をよくとる
3.頭が重い感じがある
4.むくみやすい
5.胃が弱いと感じる
6.軟便傾向
7.雨の日や湿度の高い日に体調がいまいち
8.乗り物酔いしやすい
9.ふきでものができやすい
10.舌の両サイドに波のような歯型がついている
2つ以上当てはまる方は、体内で水分が滞っている下半身やお腹まわりのぽっちゃり水太りがおきやすい体質の可能性が高いので、食材の力を借りながらケアしましょう。
水のめぐりを良くしてぽっちゃりを追い出す
体内に溜まった余分な水を出せる体を作ることが、下半身ぽっちゃりを抜け出す秘訣です。水のめぐりを良くする力のある食材は
・きゅうり
・冬瓜
・あずき
・とうもろこし
・スイカ
・海藻類 などです。
どれもスーパーでよく見かけるおなじみの食材ですよね。サラダにきゅうりと海藻を合わせるとお互いの力をさらに引き出すことができます。
夏に体内の水が滞る最大の原因を追い出す
夏に体内の余分な水を出す力が弱る最大の原因が、胃腸が弱ることです。意外に思われるかもしれませんが、胃腸が弱ると水のめぐりと関連深い水分代謝が低下します。
夏は冷たい飲食物や汗、エアコンの冷えなどで胃腸が弱りやすい条件が重なります。胃腸に力を与えつつ冷やさないことが大切です。
胃腸に力を与える食材は
・とうもろこし
・イモ類
・豆類
・米類 などです。
胃腸を冷やさない生活習慣は
・できるだけ体温より温度の低い飲食物は控える
・汗をかいたら着替える(肌着の汗は冷えの原因になります)
・ひざ掛けやカーディガンなど空調による冷えを感じたら羽織れるものを準備しておく、などです。
毎日の食事や生活の中で少しずつ「体内の水がめぐりやすい体」を作ることで、ぽっちゃり水太りが改善されるだけでなく、体質が変わることで体調も良くなっていきます。
暑い日が続きますが、ぽっちゃり水太りを解消しつつ、元気に過ごしましょう。
■執筆/薬膳ナースけいこ
大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持つ。2019生まれの息子を子育て中のママでもある。Instagramは@keiko89zen
編集/サンキュ!編集部