年末が近づき、キッチンまわりもそろそろ整えておきたい季節。毎日使う場所なのに、気をつけているつもりでもなぜか汚れがたまりやすい…そんな経験はありませんか?
整理収納アドバイザーで、掃除能力検定2級も取得。さらに家事代行で多くのキッチン掃除を行ってきたライターの山岡さくらさんに、大掃除のタイミングで一緒に見直しておきたい「やりがちなNG習慣」を教えてもらいました。
換気扇フィルターを掃除していない
換気扇のフィルターは、汚れがたまりやすい場所。けれど、目線より上にあるため汚れに気づきにくく、つい放置されがちです。さらに、最初からついている金属フィルターは目が細かく、油を吸着しやすい反面、掃除がとても面倒。何年も洗っていないというお宅は珍しくありません。
そのまま使い続けると、
・換気効率が悪くなる
・油煙が広がって壁や天井の汚れが加速
・油とホコリが固まって落としづらい
という悪循環になってしまいます。
これを防ぐためには
・金属フィルターは、月1〜2カ月に一度の洗浄が理想
・かぶせるタイプのフィルターも、汚れたらこまめな交換を
・掃除しやすいように、枠+不織布タイプの簡単交換式フィルターを使う方法もおすすめ
フィルターまわりを整えるだけで換気効率も上がり、掃除の負担が大幅に軽くなります。
コンロまわりの吊り下げ・貼り付け収納
コンロ横のツールバーや、レンジフードのマグネット収納。便利ですが、プロ目線では汚れの原因No.1。コンロは油が最も跳ぶ場所。そこにお玉・フライ返しなどを吊り下げると、油がついて固まりやすく、落としづらい汚れになってしまいます。
マグネットラックも、油を吸ってベタつきやすく、拭き取ってもザラつきが残ることがあります。掃除の手間を減らしたいのなら別の収納方法をおすすめします。
・調理中だけ出す、使わない時は引き出しへ
・出しておくものは最小限にする
この2点を意識するだけでもコンロまわりのキレイをキープしやすくなります。
詰め込み収納
キッチン全体で多いのが、詰め込みすぎ。探しにくい・取り出しにくい→さらに詰め込むという悪循環に。「引き出しの中身を全部出す」だけで半分の問題が解決するほど、詰め込みは散らかりの原因になっています。
詰め込んだ状態では、
・何がどこにあるのかわからない
・捜し物が増えて毎日の調理がスムーズに進まない
・食品を収納している場合は賞味期限が切れたものがまぎれやすくなる
・使いにくくなるほど戻すのが面倒になる
というようにデメリットがたくさん。
見直しのコツは
・最初に一度全部出す
・ものの「種類ごと」に分け、よく使うものは使いやすい場所へ
・食品はカテゴリー別(粉物・缶詰・乾物・お菓子など)でまとめる
・量の見直しをすることでムダ買いを防ぐ
引き出しは毎日使う場所だからこそ、一度整えると捜し物が減り、調理時間も短縮できます。
収納も掃除も続けやすい「整いやすいキッチン」に見直すチャンス
キッチンは毎日の家事で必ず使う場所だからこそ、小さな習慣の積み重ねが「使いやすさ」にも「汚れにくさ」にも直結します。換気扇フィルター、コンロまわり、引き出しなど、ほんの少し見直すだけでも片づけやすく汚れにくいキッチンに変わっていきます。
大掃除のタイミングは、「収納」と「掃除」の両方が続けやすいキッチンに整える良いきっかけ。無理なくできる工夫を取り入れることで、毎日の家事の負担が自然と軽くなっていきます。
■執筆/山岡さくら
元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。
編集/サンキュ!編集部