リビングにふだん当たり前に置いているものでも、意外となくても困らないものは多くあるそう。あえて引き算をしてみることで、暮らしやすさは格段にアップするとか。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに「リビングに置くのをやめても困らなかったもの3つ」を教えてもらいました。

1.大容量収納のテレビ台
以前は幅160cmの大きなテレビ台を持っていましたが、引っ越しをしたことで手狭になり撤去。半分の幅80cmのテレビ台にし、収納はDVDレコーダーとリモコンを置くスペースしかありませんが、収納力にこだわらなくても意外と困りませんでした。むしろ管理手間が省け、収納の見直し作業をカットできるのでいいことだらけ。
コンパクトなテレビ台にすれば、角に置くこともできるので模様替えの幅が広がり、リビングを広々と使うことができるでしょう。すっきりさせるためにテレビを手放す人もいますが、テレビ台をコンパクトなものにするだけですっきり空間をつくることができますよ。
2.個人の私物
リビングで使うからといって、家族の私物をリビングに置きたい放題にすれば、いずれものであふれてパンクしてしまいます。整理整頓が苦手な人は、思い知って置かないようにした方が管理がラクです。もしリビングに置いてしまい、散らかってしまった場合は、個人の収納スペースに移動し、家族に片づけてもらえばいいので負担も軽減します。
ただし、タブレットや読みかけの本など、手に取る頻度が高いものを一時置きするための収納用品は置いても大丈夫!「すぐに片づけられる範囲で置く」と決めてとくと、ムリなく片づけを習慣化できますよ。
3.厚手のカーテン
ほとんどの家庭に取りつけているであろうカーテンですが、必ずしもレースカーテンと厚手のカーテンをセットでつける必要はありません。
たとえば、「磨りガラス」のシートを貼れば視線カットのためのレースカーテンは不要ですし、明るさ重視のリビングでは、必ずしも遮光性にこだわる必要もありません。
本当に必要な機能性なのか見直してみると、意外と必要なかったということもありますよ。
完全になくせなくてもすっきりはつくれる!
すっきりさせるためには、完全にものを手放さないといけないと思いがちですが、「サイズダウン」、「軽量化」などでシンプル化を目指すことはできます。ほかにも「兼用する」、「別場所に移動させる」などの手段で、さらに快適になる場合も。
リビングをすっきりさせるための手段はひとつだけではありません。色んな視点から見直し、できそうなことからはじめてみると新たな発見があるでしょう。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部