「少しでもお金を浮かせたい!」と、節約に励むかたは多いもの。しかし、効果が薄い方法を続けたり、無理をしすぎて暮らしの質が下がったりしては、かえって損をすることも。
そこで今回は、節約×投資で資産4,000万円を築いた主婦ライターおこめが、「やってみたけれど後悔した節約法」を実体験ベースで3つ紹介します。

1.暑さはガマンしないで!「冷房」の節約
電気代を削減しようと冷房を我慢しすぎると、体調を崩して逆に高くつきます。
節電のために日中の気温が高い時間帯にエアコンをつけずに過ごすと、熱中症のような症状が現れます。体調を崩すと、夕食が準備できず惣菜を購入したり、ゼリー飲料で栄養をとることになったり…。
しかし、こんなにもしんどい思いをするにも関わらず、削減できる電気代は1時間あたりたったの15円前後。無理な我慢はかえって体調や家計に負担をかけます。
・カーテンやすだれで日差しを遮る
・自動運転モードを活用
・風向きは上向きに
・2週間に一度フィルターを掃除
・扇風機やサーキュレーターを併用
夏のエアコンは生命線。上記のような工夫を取り入れつつ、冷房は適切に使いましょう。
2.お金よりストレス溜まる!「食費」を切り詰める節約
食費を切り詰めすぎる節約は、心の豊かさから遠のきます。自分が食べたい物を見て見ぬふりして、激安食材ばかり買ったり毎日同じものばかり食べたりしていたら、嫌気がさしますよね。
食費節約の基本は「自炊」。これに尽きるといっても過言ではありません。しかし無理は長く続かないのが現実。手を抜きながらも「続ける」ことこそが重要です。そのためには、たまの外食や惣菜OKの「チートDAY」だって必要。
そもそも、自炊を続けるだけでも大きな節約になるため、筆者は果物や国産の食材、ちょっといい調味料なども買っていますよ。
3.ニオイだけじゃない!洗濯時の「すすぎ」の節約
洗濯時のすすぎは「2回」がおすすめです。
最近はすすぎが1回で済む洗剤も販売されていますよね。しかしこの「すすぎ1回」、時短と節約になるかと思いきや、実は逆に損する可能性があるんです。
すすぎ1回と2回とでは、洗濯機を開けた際にムワッとただよう臭いからして違います。
これは、汚れや洗剤をしっかり洗い落とせないことが原因。気になる臭いだけでなく、衣類やタオルの黒ずみの原因になることも。さらに、すすぎ残った汚れや洗剤が洗濯槽にも残るため、メンテナンスの手間も増えます。
そこで筆者は、洗いと1回目のすすぎに風呂の残り湯を利用し、2回目のすすぎは水道水でおこなっています。こうすることで水道代を抑えられていますよ。
※風呂上がりから時間が経つと雑菌が繁殖するため、残り湯を使う場合はすぐに洗濯機を回しましょう。
暮らしの質を下げない、続けられる節約を!
極端に切り詰めたり我慢を強いられる節約を続けたりすると、家庭内の空気がギスギスします。そうなっては本末転倒。
正しく情報収集し、簡単な工夫を取り入れることで、ラクに生活費を下げたいものですね。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4,000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。Instagramは「@ocome_money_life」。
編集/サンキュ!編集部