「今年こそ貯金をがんばりたい!」そう思ったとき、まっさきに見直したいのが、固定費。
固定費を一度整えると、その後は意識しなくても支出を抑えやすく、家計の安定につながります。
今回は、FP(ファイナンシャルプランナー)2級保持・元銀行員で “がんばらない家計管理”を実践中のライターしばが、今すぐできる「固定費の正しい見直し方」をご紹介します。
- まずはここから!家計を見直すなら固定費を整理しよう
- 3つに分けるだけ!FPがすすめる「固定費の書き出し方」
- 削る前にチェック!ムダになりやすい固定費のポイント
- 固定費を整えれば、自然と家計が回り出す!
まずはここから!家計を見直すなら固定費を整理しよう
家計を見直そうとすると、まず食費や日用品費など、日々の支出を削ろうとする人は多いものです。
しかし、じつは最初に手をつけたいのは固定費。
住居費や通信費、保険料といった固定費は、ひとつひとつの金額が大きく、家計への影響も大きくなりがちです。だからこそ、固定費を優先的に見直すことで、毎月の支出を減らしやすくなります。
さらに、固定費は食費などの変動費と違い、一度見直せば、その効果が毎月自動的に続くのも大きなメリット。「がんばらなくてもお金が貯まる家計づくり」の第一歩として、ぜひ見直しておきたいポイントです。
3つに分けるだけ!FPがすすめる「固定費の書き出し方」
「整理する」と聞くと、「とにかく削らなきゃ」と身構えてしまう人も多いかもしれませんが、大切なのは「今の暮らしに合っているかどうか」を見直すこと。
固定費を以下の3つに分けて考えてみると、どこから手をつければいいのかがはっきりし、整理がぐっとラクになりますよ。
1. すぐに見直せる固定費
手続きや検討にそれほど時間がかからず、見直すと早めに効果を感じやすいのが、このタイプの固定費です。
たとえば、次のようなものが挙げられます。
・動画・音楽配信などのサブスクリプション
・生命保険・医療保険などの保険料
「ほとんど使っていないのに契約したまま」「内容をよく理解しないまま払い続けている」ものはありませんか?
今の契約内容を一度チェックしてみるだけでも、思いがけないムダに気づけることがありますよ。
2. 将来を見据えて把握しておきたい固定費
住宅ローンや教育費など、金額の大きい固定費は、家計への影響も大きくなりがち。
だからこそ、「いつまで」「どれくらいかかるのか」を把握しておくことが大切です。
すぐに金額を下げるのはむずかしくても、先の支出を見とおしておくだけで、家計の不安はぐっと減ります。
将来を見据えて整理しておくことで、今の暮らしに無理のない家計設計がしやすくなりますよ。
3. 工夫次第で負担を軽くできる固定費
一見すると下がりにくそうでも、契約内容や使い方を見直すことで、負担を軽くできる固定費もあります。
たとえば、
・電気・ガス・水道などの光熱費
・新聞代やネット回線などの通信関連費
料金プランや支払い方法、契約先を確認するだけで、思った以上に支出が軽くなるケースも少なくありません。
「どうせ下がらない」と決めつけず、今の契約を一度チェックしてみることがおすすめです。
削る前にチェック!ムダになりやすい固定費のポイント
固定費を3つに分けたら、次はそれぞれを見直していきます。
見直す際は、以下のポイントを意識してみてくださいね。
サブスクは「使っているか」で判断
登録したままほとんど使っていないサブスクは、気づかないうちに家計を圧迫しやすいもの。
まずは過去数カ月の利用状況を振り返り「今の暮らしに本当に必要か」を見直してみましょう。
ほとんど使っていないと感じたものは、この機会に思い切って解約するのもひとつの方法です。
迷う場合は、一定期間あえて使わずにすごしてみると、なくても困らないかどうかが判断しやすくなりますよ。
スマホ料金は「今の使い方」に合っているかチェック
通信量や通話回数が変わっているにもかかわらず、以前と同じ料金プランを使い続けている人は意外と多いもの。まずは、現在の利用状況と、契約中のプラン内容が合っているかを確認してみましょう。
大手キャリアや格安SIMには、それぞれメリット・デメリットがあります。だからこそ、料金の安さだけで選ぶのではなく、自分の使い方に合ったプランを選ぶことが大切です。
身近に別のキャリアを利用している人がいれば、実際の使い心地を聞いてみたり、料金プランを比較してみたりするのもおすすめです。
保険は「目的」で整理してスッキリ
将来への不安から、気づかないうちに保険が増えてしまうことは少なくありません。
まずは、今加入している保険の目的が「万が一への備え」なのか、「将来のための貯蓄」なのかを整理してみましょう。
「万が一への備え」であれば、今後も本当に必要な補償なのか、ほかの選択肢はないかを確認することが大切です。
「将来のための貯蓄」であれば、契約内容を見直し、これからのライフプランに合っているかをチェックしてみてください。
保険は、オプションをつけるほど、契約が増えるほど、家計への負担も大きくなります。
定期的に契約内容を見直し、必要最低限の保障に整えることで、無理なく家計を軽くしていくことができますよ。
固定費を整えれば、自然と家計が回り出す!
家計を見直したいときは、毎日の支出を我慢するよりも、まず固定費を整理することが大切です。
一度見直せば効果が続く固定費は、家計を安定させる大きな支えになります。
とはいえ、「全部削らなければ」と考えなくても大丈夫。
今すぐ見直せるもの、将来を見据えて把握しておきたいもの、工夫次第で負担を軽くできるものに分けて考えてみると、見直しがグッとラクになります。
家計を今の暮らしに合った形に整えて、無理なく貯まる家計を目指していきましょう!
■執筆/しば
FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”をテーマに、家計・子育て・暮らしの記事を執筆中。二児の母。Instagramは@shi_ba_1106
編集/サンキュ!編集部